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2017.07.28
統計数字から見た足立区ーその2(区の産業の担い手データ)

   日本統計技術研究所が本部を構える地元「足立区」を、各種統計数字を基にご紹介するシリーズの第二回目です。

   足立区は鉄道網の整備(日暮里・舎人ライナー、つくばエクスプレス)が進み、従来の東武線、日比谷線、千代田線や常磐線のみならず、京成線も加えて都心へのアクセスが良く、昭和の古き良き雰囲気を漂わせる街並みや人情など、多くの魅力に満ち溢れています。10歳代、20歳代の学生さんだけでなく中堅の30~40歳代の子育て世代にとっても魅力ある地域であり続けることが、少しでも人口減少を食い止める要件であると思われます。と1回目で書きました。二回目の今回は、足立区の産業の担い手のデータである就業状況、年齢分布、世帯数、転出入数、商業店舗数等を取り上げてみたいと思います。

   ここで用いたグラフや数値は、総務省統計局が提供するe-Stat及び東京都総務局統計部がHPで提供する情報をグラフ化しまとめたものです。

 

1.足立区の世帯構成

 総務省統計局が提供するe-Statの「統計でみる市区町村のすがた」から2017年6月23日公表のデータによる足立区の世帯構成は下図のとおりです。

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  「核家族世帯数」より「単独世帯数」が少し多く、「高齢夫婦世帯数」よりも「高齢単身世帯数」の方が多い分布となっています。

   これを東京都全体の分布図(下図)と比較すると、東京都全体では「核家族世帯数」と「単独世帯数」がほぼ同じ数字になっています。この両者の比較においては、足立区は単独の方より世帯を構えている方の比率が東京都全体よりやや高い傾向にあるようです。「高齢夫婦世帯数」と「高齢単身世帯数」においては、足立区も東京都全体もほぼ同様で、世間で懸念されているお年寄りの一人暮らしは今後も増えて行きそうな気配です。

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2.足立区住民の年齢構成別分布と外国人人口

   働き手の中心を構成する15~64歳の人口と若い人及び65歳以上の方との人口分布は下記の通りです。今後ますます若い人は減り、65歳以上の方は増えて行くのでしょうか。人口維持の1つの選択肢として話題に上る外国出身者の人口は分布はまだまだ少ないのが現状です。

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 この足立区の年齢分布や外国人分布の比率は、東京都全体でも似たような状況です(下図)。

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※外国人人口は住民基本台帳上の人口で、「中国」には「台湾」を含みません。(平成29年1月30日)

 

 これら外国出身者の出身国の上位10か国の分布は下図のとおりです。

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 やはり、お隣の中国や韓国から来られている方々が多い傾向が伺えます。正確な数字は下表のとおりです。

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 では、足立区に居住する外国出身者は増えているのでしょうか。2010年から2014年頃にはいったん減っていましたが、ここ数年は増加傾向にあります(下図)。

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3.足立区の転出入者数と婚姻・離婚数

   足立区は下図のように今のところ転入者数が転出者数を上回り、人口としては微増の状況と思われます。もちろん人口減の要因は転出のみでなく、亡くなる方も居ますので、それらのバランスとなります。婚姻件数は離婚件数よりも多く、これからも若い世帯が増えることを期待しています。

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 この分布は東京都全体(下図)と比較しても大きく変わらないと思われます。

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4.足立区の商業店舗数

    足立区が魅力ある街としてあり続けるためには、商業店舗数の充実も重要な要素です。足立区には下図のように4,000を超える小売店や2,700もの飲食店がそろっています。さらには、大型小売店が約80、百貨店や総合スーパーが7施設あり、とても魅力的な地域と思われます。

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5.足立区の就業状況

     足立区の労働力人口は約325,000人で、就業者数は302,000人、完全失業者数は23,000人というデータが示されています。就業者数を第一次産業、第二次産業、第三次産業の別でみると、それぞれ、0.2%、22.3%、77.4%の割合となり、圧倒的に第三次産業に就いている方が多くなっています。

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   「創業するなら足立区で」というキャッチフレーズもありますが、足立区の既存企業、新興企業、ベンチャー企業などが今後もますます伸びていくことを祈念してやみません。